セックスレスは離婚事由で認められるため、慰謝料を請求されることがあります。

セックスレスが原因で離婚を求められた場合の慰謝料相場

離婚成立のイメージ
夫婦は男女間による愛によって成立するものなので、セックスレスが原因で離婚を求められても正当な離婚事由として認められます
さらにセックスを拒否するなど夫婦としての責務を果たしていないと判断すれば、慰謝料を請求されることがあります。

 

過去の判例を見るとセックスレスが原因の離婚で求められた慰謝料の相場は50~300万円ほどです。
慰謝料はセックスレスの重大性だけではなく、弁護士を立てているかや収入によって変わってきます。
慰謝料の発生するケースはセックスレスの期間が最低でも半年以上で、パートナーから複数回に渡って求められたけど拒否していることが条件になります。
精神的や肉体的苦痛の大きさによって慰謝料は変わってきます。

 

ちなみに不倫や浮気による離婚でパートナーへ請求できる慰謝料の相場も50~300万円ほどなのでセックスレスと大きな違いはありません。
セックスレスの長い夫婦はパートナーの不倫を疑うケースも多いですが、パートナーに対しての慰謝料請求が目的であれば、探偵を雇って不倫の証拠を掴むよりもセックスレスを理由に離婚協議を始めた方がスムーズな場合もあります。
不倫の場合は別居の有無など夫婦の関係性が重要で、セックスレスの場合は人権侵害の有無で判断されます。
200万円超えの慰謝料請求が出た事例は、女性が結婚初夜を含めて5年以上もセックスを拒否して一度も性行為がなかったなど悪質なケースに限定されています。

 

話し合いをしているかが重要

険悪なムードで話し合いをするカップル
新婚など若い夫婦であればセックスを理由なしに拒否し続けるだけで、夫婦として不適格な離婚事由として認められます。
ただし性機能は年齢的な衰えがありますし、50代、60代の熟年夫婦がセックスレスを理由に慰謝料請求するのは非常識な話です。

 

裁判所からセックスレスを理由に離婚と慰謝料請求を認めてもらうには、話し合いをしているかがポイントです。
離婚を求める側は話し合いをしようと歩み寄っていることを求められます。

 

たとえば男性が加齢によって性機能を失った場合、恥ずかしくて人に話をできないと思うものです。
しかし夫婦関係というのは性的な悩みも含めて素直に打ち明ける必要があります。
妻がセックスを求めている中で、話し合いをして性機能を失っていることや、新しく子供を作る年齢でもないのでED治療をしてまで性行為をしたくない意思表示をすれば、慰謝料を請求できない可能性が高いです。
同じ理由であっても、理由を話せずに一方的に拒否すると慰謝料請求が認められやすくなります
正当な理由があっても裁判で主張するのではなく、夫婦間の話し合いで行うことが大切です。

 

セックスレスが離婚事由で認められるために、年齢や結婚してからの期間などの項目はありません
性欲の衰えは個人差がありますが、話し合いを拒否したり話し合いをした会話の内容によって裁判所の判断が変わってきます。

 

重要なのは落ち度が認められること

重要な内容をメモする裁判官
50~300万円程度の慰謝料であれば、大したことないと思う人もいるでしょう。
しかし離婚が成立した場合は財産分与親権問題が発生します。

 

慰謝料の支払いを命じられることは離婚事由が自分側にあると認められることになるので、財産分与や親権も相手の主張が通りやすくなります。
男性であれば、苦労して働いた貯金やマイホームなどを取られてしまうデメリットがあり、女性は離婚はしても親権は譲れないと考えている人が多いはずです。

 

離婚および離婚事由の原因を作った落ち度が法的に認められることは、慰謝料以外の問題やデメリットが多いことを覚えておきましょう。
不安を感じたら話し合いの席を作ることから始めることをオススメします。

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